スキップしてメイン コンテンツに移動

美容整形と保険適用の罠

令和2年、第一回目は美容整形と保険適用についてです。
結論から申し上げますと、美容整形で保険適用となる施術はほとんどありません。
形成外科では保険適用となる施術も無くはありませんが、
保険が適応されるためには条件があり、生まれつきの病気・やけど・ケガなどの外傷、
できもの等々の内、治療を必要とする病気や怪我であったり、
保険診療として認めた治療法であったりと非常に狭い条件だったりします。
ところで、美容整形の広告で「保険適用」を謳っているのを見かけたことはありませんか?
最初に書いたように、美容整形で保険はほとんど適用できません。
なのになぜそういったことが起こるのでしょうか。
保険適用できるのは患者さんにとってはうれしいし、信用が置ける医院というイメージもあります。
しかしながら、実際には保険適用できる範囲が狭いとなると、
話を進めていくうちに当初の金額からどんどん増えていったり、
予定のなかった施術が追加されていったり...ということが起こるのではないかという懸念があります。
ですので、美容整形分野において大々的に保険適用を謳っている医院には少し懐疑的になってもいいと私は思います。
もちろんケースバイケースの部分もあるので、出来るなら契約はせずにまずはカウンセリングを行うことをお勧めします。
もしかしたら、保険適用の罠が見えるかもしれません。

コメント